Iringa

Iringa
イルラ

2011年11月25日金曜日

鳳凰木
















家の前のホウオウボクが満開です。

明日から1か月の旅に出かけてきます。

2011年11月19日土曜日

3か月

気が付くと本赴任してから3か月が経っていた。
そして今日から長期休暇。

本赴任してから最初の2週間は授業を持ってなかったので本当に暇だった。
それでも時間通りに出勤して最後まで残っていた。他の先生たちが少しでも何かを感じてくれたらいいなと思って。

本赴任してから2週間後、数学(Form Ⅰ)の授業を持つことになった。

この頃から授業のない時間以外は、授業準備かスワヒリ語の勉強。
「さとしはいつも静かだな。何やってるんだ?」
いつも他の先生からこう聞かれる。

職員室に教師用の机はあるが、チャイ(お茶)の時以外あまり使われることがない。
職員室に自分しかいないってこともしょっちゅうある。
学校にいる授業のない先生は、外に椅子を持ち出してお喋り。

基本的に先生は授業がないと学校に来ないし、授業が終わったら家に帰ってしまう。
それでも自分のスタンスは変えなかった。

朝7時出勤と出勤時間は早いけど午後3時には家に帰る。
それでもなぜかくたくたになる。
お腹がすいているのもあると思うけど。
(うちの学校には給食がない。生徒たちは腹ペコ。10時くらいにチャイの時間があり、先生たちはそこで軽食を取る。けど12時くらいになるとお腹がすく)

毎日目にする体罰。
木の棒を振り回す先生たち。
生徒たちはまるで奴隷のよう。
「水が欲しいから買ってこい。」「携帯のプリペードカード買ってこい。」

先生達と体罰について色々話したけど、なかなか思いは伝わらない。

援助について色々言われる。
校舎を建てたいからお金を出して、PC買ってくれ。


この3か月間、途上国を援助するということを色々考えた。

日本に居るころは、途上国を援助することに疑問を感じなかった。
それが当たり前だと思っていた。

「お金を出してくれ。」「なんでもっとお金をくれないのか。」

そんな言葉をよく聞く今となっては、援助がその国の人々の為になっているのか疑問。
ただ援助に甘えているだけで、援助することがその国の発展を逆に妨げているんじゃないか。

「この国を変えたい。」って聞くけど本当は違う。
この国を変えて欲しいんでしょ??って感じる。

自分がやっていることが本当に意味があるのか、何にもならないんじゃないかと思う日々。

でも自分の為に。

色々な国がタンザニア(途上国)を支援しているが、援助方法を変える必要があると感じた3か月でした。
じゃあどのように変えるか。正直それはわからないけど。

2011年11月16日水曜日

学年末試験

長期休暇は本来12月2日からでしたが、なぜか学年末試験の日程が早まり来週から休みになりました。1月5日まで休暇です。嬉しい反面こんなんでいいのか疑問です・・・・

今回はForm Ⅰ(日本の中1か中2くらい)の数学の試験問題を作成しました。

結果から言うと平均点は約20点。100点中・・・・

初めて試験問題を作ったので、私の作った試験問題にも問題があり反省なのですが。

今回採点をしていて一番困ったのが、生徒の字が汚いこと。生徒の名前さえ読めないことも。

簡単な計算も出来ない生徒が大半なのにも改めてびっくりしました。

特に-(マイナス)が入るとダメ!!
ほぼ全員-5-2を間違えていました。

そして一番出来の悪かったのは角度を求める問題でした。














上記の三角形の内角の角度を求める問題があったとしましょう。
ここで問題!!それぞれの内角の角度は何度でしょうか??

当然これだけでは分度器を用いなければこの問題は解けません。

ですがある程度の目途はつくはずです。だいたい90°とか60°とか。

せめて90°より大きいかそうでないかは・・・・

多くの生徒は答えが60°の所を、140°とか平気で書いています。

観察力がないのか、そもそも角度が解っていないのか・・・

今回の試験で多くの問題点がわかった(はず)ので、今後の活動に生かせるのかなと思っています。

雨季到来

イリンガにも雨の季節が巡ってきたらいい。

でも日本の梅雨と違ってイリンガはジメジメしていなくて過ごしやすいし、一気に降ってすぐやむ感じです。















イリンガは乾燥していて緑が少ないので、これからの季節緑が多くなるのが楽しみです。

しかし一つ気になる事が・・・窓枠から雨水が侵入してくる。

とりあえず雑巾を置いて対処しているけど、長期自宅を離れる時が心配です。
















2011年11月5日土曜日

生徒の字が汚すぎて思うように学年末試験の採点が進まない・・・

ずっと気分転換してるんだけど、気分転換にブログでも書こうかな。
(テストについては後日ブログアップします。)
今日は最も重要な水について!

タンザニアに限らず途上国では、水が汚い!!たとえ水道水であっても。

見た目はきれいでも、そのまま飲むことは出来ない。
(現地の人々慣れてるからそのまま飲んでる。僕がそのまま飲むと下痢とかになってしまうと思う。)

そこで、JICAから支給された濾過器を使っている。























この濾過器で水を濾過して、煮沸して飲み水としている。

そしてこの濾過器は定期的に掃除をしなければならない。















これが水を濾過する部分。

最初は真っ白だったのにこんな状態になってしまった。

この写真から水がどれだけ汚いか想像できるはず!!おそろしい~

ちなみにタンザニアではよく断水するので、こんなでっかいバケツ(150L)に水を貯めている。















イリンガ地方はまだ良い方。海岸沿いのムトワラとかは本当に水が出ないらしい。

ムトワラの同期は3個くらい持っているとか・・・

2011年11月2日水曜日

我慢ならない

授業中に他のクラスの生徒がやってきて、授業中の僕のクラスの生徒を呼び出すことがある。

「○○先生が呼んでいる、職員室に行け」と。

本当は授業中だし行かせるのはどうかと思う、だいたい授業中に緊急でもないのに生徒を呼び出すのはどうかと思うけど、僕がその生徒を行かせない為にその生徒が怒られたら可愛そうなので容認していた。
また、職員室に居て授業に遅れるケースもある。

そして今日、ある一人の生徒が授業に10分以上遅刻してきた。

彼に理由を来たところ、携帯電話のプリペイドカードを買いに行っていたとのこと。
(タンザニアの携帯電話はプリペイド式なのです)
しかもほかの先生に買いに行けと言われたとのこと。

正直今回は我慢できなかった。

授業後その先生に事実確認をし、これはダメだということを伝えた。

何か欲しければ自分で買いに行け!!
仕事の後でも買いに行けるだろ!!

タンザニア教育現場の実情(私的意見・感想など)
・授業が第一ではない。
 (急きょ職員会議が始まり授業が潰れる)
・先生は神様です。
 (あれ買ってこいとかすぐ近くにある物でも、あれとれとか。自分で取れ!!!)
・授業なければ仕事(学校)に行かなくていい。授業が終われば帰っていい。
 (給料低いとか言ってるけど、実働時間考えれば高いと思う。)

今日の事は本当に我慢ならなかった。