気が付くと本赴任してから3か月が経っていた。
そして今日から長期休暇。
本赴任してから最初の2週間は授業を持ってなかったので本当に暇だった。
それでも時間通りに出勤して最後まで残っていた。他の先生たちが少しでも何かを感じてくれたらいいなと思って。
本赴任してから2週間後、数学(Form Ⅰ)の授業を持つことになった。
この頃から授業のない時間以外は、授業準備かスワヒリ語の勉強。
「さとしはいつも静かだな。何やってるんだ?」
いつも他の先生からこう聞かれる。
職員室に教師用の机はあるが、チャイ(お茶)の時以外あまり使われることがない。
職員室に自分しかいないってこともしょっちゅうある。
学校にいる授業のない先生は、外に椅子を持ち出してお喋り。
基本的に先生は授業がないと学校に来ないし、授業が終わったら家に帰ってしまう。
それでも自分のスタンスは変えなかった。
朝7時出勤と出勤時間は早いけど午後3時には家に帰る。
それでもなぜかくたくたになる。
お腹がすいているのもあると思うけど。
(うちの学校には給食がない。生徒たちは腹ペコ。10時くらいにチャイの時間があり、先生たちはそこで軽食を取る。けど12時くらいになるとお腹がすく)
毎日目にする体罰。
木の棒を振り回す先生たち。
生徒たちはまるで奴隷のよう。
「水が欲しいから買ってこい。」「携帯のプリペードカード買ってこい。」
先生達と体罰について色々話したけど、なかなか思いは伝わらない。
援助について色々言われる。
校舎を建てたいからお金を出して、PC買ってくれ。
この3か月間、途上国を援助するということを色々考えた。
日本に居るころは、途上国を援助することに疑問を感じなかった。
それが当たり前だと思っていた。
「お金を出してくれ。」「なんでもっとお金をくれないのか。」
そんな言葉をよく聞く今となっては、援助がその国の人々の為になっているのか疑問。
ただ援助に甘えているだけで、援助することがその国の発展を逆に妨げているんじゃないか。
「この国を変えたい。」って聞くけど本当は違う。
この国を変えて欲しいんでしょ??って感じる。
自分がやっていることが本当に意味があるのか、何にもならないんじゃないかと思う日々。
でも自分の為に。
色々な国がタンザニア(途上国)を支援しているが、援助方法を変える必要があると感じた3か月でした。
じゃあどのように変えるか。正直それはわからないけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿