Iringa

Iringa
イルラ

2011年11月19日土曜日

3か月

気が付くと本赴任してから3か月が経っていた。
そして今日から長期休暇。

本赴任してから最初の2週間は授業を持ってなかったので本当に暇だった。
それでも時間通りに出勤して最後まで残っていた。他の先生たちが少しでも何かを感じてくれたらいいなと思って。

本赴任してから2週間後、数学(Form Ⅰ)の授業を持つことになった。

この頃から授業のない時間以外は、授業準備かスワヒリ語の勉強。
「さとしはいつも静かだな。何やってるんだ?」
いつも他の先生からこう聞かれる。

職員室に教師用の机はあるが、チャイ(お茶)の時以外あまり使われることがない。
職員室に自分しかいないってこともしょっちゅうある。
学校にいる授業のない先生は、外に椅子を持ち出してお喋り。

基本的に先生は授業がないと学校に来ないし、授業が終わったら家に帰ってしまう。
それでも自分のスタンスは変えなかった。

朝7時出勤と出勤時間は早いけど午後3時には家に帰る。
それでもなぜかくたくたになる。
お腹がすいているのもあると思うけど。
(うちの学校には給食がない。生徒たちは腹ペコ。10時くらいにチャイの時間があり、先生たちはそこで軽食を取る。けど12時くらいになるとお腹がすく)

毎日目にする体罰。
木の棒を振り回す先生たち。
生徒たちはまるで奴隷のよう。
「水が欲しいから買ってこい。」「携帯のプリペードカード買ってこい。」

先生達と体罰について色々話したけど、なかなか思いは伝わらない。

援助について色々言われる。
校舎を建てたいからお金を出して、PC買ってくれ。


この3か月間、途上国を援助するということを色々考えた。

日本に居るころは、途上国を援助することに疑問を感じなかった。
それが当たり前だと思っていた。

「お金を出してくれ。」「なんでもっとお金をくれないのか。」

そんな言葉をよく聞く今となっては、援助がその国の人々の為になっているのか疑問。
ただ援助に甘えているだけで、援助することがその国の発展を逆に妨げているんじゃないか。

「この国を変えたい。」って聞くけど本当は違う。
この国を変えて欲しいんでしょ??って感じる。

自分がやっていることが本当に意味があるのか、何にもならないんじゃないかと思う日々。

でも自分の為に。

色々な国がタンザニア(途上国)を支援しているが、援助方法を変える必要があると感じた3か月でした。
じゃあどのように変えるか。正直それはわからないけど。

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